044-589-4600
在宅診療について
当診療所の在宅医療方針

患者様の苦痛と不安を和らげます。
患者様宅の生活に沿った医療をします。
当診療所医師が在宅で行う具体的な医療は以下の様です。
諸種症状:治療 / 対処
諸々の痛み:通常の痛み止め、痛み止め座薬、麻薬(呑み薬、座薬、貼り薬、注射)
嘔気、嘔吐:座薬に依る吐き気止め、効果見て内服吐き気止め剤につなげる。
寝たきり高齢者の嚥下/経口摂取困難:水呑みで水分・塩分等を又はゼリーにて水分、栄養分を摂り同時に口腔内乾燥を防ぐ。希望にて水分電解質の持続皮下投与も可能。
腹水貯留:自宅での腹水排液
腸閉塞:通常は入院治療、ご本人/ご家族が入院拒否の場合は苦痛緩和点滴
呼吸困難:在宅酸素吸入導入、効果不十分時は在宅又は入院でモルヒネ持続点滴に依る呼吸苦の緩和
痰の喀出困難:痰吸入器に使用に依る痰吸引、困難なら入院。
気管支炎、軽度の肺炎:抗生物質内服又は抗生剤点滴→進行時は入院(担当医が紹介)
排尿困難:泌尿器科受診して原因を調べる。 男性は 前立腺肥大症(PH)あれば泌尿器科で治療、男性でPH以外、女性では膀胱留置菅挿入設置を要する場合あり。
不安/不穏時:内服安定剤、鎮静剤 内 服困難時→座薬安定剤
非出血性高度貧血:内服薬療法/薬効不良時→酸素吸入/効果不良時→相談の下,在宅輸血
在宅医療が限界となる症状や発作と対処
中等度/高度の肺炎、転倒骨折、制御困難な腸閉塞、急激な大量出血(吐血、血など)、中等度/高度の脳梗塞など:当院で受け入れ病院を探し救急搬送となります。
在宅診療の流れ
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当診療所は在宅療養支援診療所登録(24時間365日対応)の保険診療施設です。
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在宅診療可能な区域:川崎市中原区全域、東京都大田区の一部(下丸子)
1. 病状に関して心配や不安なことが起こった時
どんなことでも何時でも先ず最初に当診療所の在宅担当医師または訪問看護師に連絡して下さい。
2. 電話対応
24時間365日随時対応、外来中でもOKです。一回で出ない場合は申し訳ありませんがご遠慮なく2~3回お願いします。
3. 訪問診療
訪問診療は計画的に曜日、時間を決めて患者さん宅に伺って診療します。通常は月に2回、2週間毎に訪問診療します。
4. 往診をご希望の時
(ⅰ) お電話を頂きお話を聞き、随時往診します。
(ⅱ) 病状重く病院受診/入院が緊急に必要と判断した時、当院で受入れ先を速やかに確定しご家族から救急車を依頼して受入れ先病院に向かっていただきます。
(ⅲ) 外来診療中は上記(ⅱ)と同様に対処します。病状が外来終了まで待てると思われる場合は終了後早急に往診します。
5. 担当在宅医が不在になる時
休暇(年末年始、夏期休暇など)、遠方の学会参加、その他の理由で担当在宅医が不在時は他施設の医師が代行診療を担当します。前もって期間と代行医師の名前、所在、電話番号をお知らせ致します。それに依り24時間365日対応を維持します。
6. 入院中の患者様/ご家族が退院後の在宅医療を当診療所にご依頼の場合。
退院後に在宅医療を想定する場合、多くの病院では退院前に打ち合せ会を行いま す。そこで患者様(参加可能な場合)、患者様のご家族、病院の担当医、看護師、病院連携室の担当者、退院後の医療、介護に携わる在宅医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどの多職種スタッフが集まり、退院後に必要な医療、介護に関すること、注意点などを検討・確認し、在宅医療、介護が安心して行われるための話し合いが行われます。当診療所の在宅担当医はその会に参加し顔合わせ、打ち合せを行います。
在宅診療料金の目安
原則 1月2度の訪問
健康保険1割負担の場合:約6,000円前後
3割負担の場合:約18,000円前後
訪問/出張費一日につき
1,000円(保険外)
1ヵ月の保険診療自己負担負担額
多くは18,000円
限度額認定証の所得区分で異なります。
高額療養、生活保護等
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